Exception Diary
2008.05.22 [Thu]
_ サーカス
ちょっと前の話だけど、ゴールデンウィーク中に木下大サーカスの立川公演を家族で見に行った。
サーカスって、何だかわくわくするんだよね。まず、何もない空き地にあっという間に色鮮やかなテントが建つんだ。それで、いよいよ開演になって、テントの中に入ってみると、子どもの頃に見たときよりも案外広くないのに気づく。でも、真ん中がステージになってて、周りをぐるりと囲むように階段状のベンチがあるのは昔と一緒だ。ちょっと暗いのが、期待感をずっと高めてくれる。
んで、音楽が始まってまずピエロが出てくる。そして、化粧の濃いお姉さんが、アクロバティックな演技を始める。楽しいステージの合間に、ベンチの下を見ると空き地に生えていた雑草が見えたりするのがよい。いろんな動物が出てきて、とっても臭いんだけどそれももとても素敵だ。
猛獣使いとかマジックとか、海外のエンターテイナーが繰り広げるびっくりするような演技も好きなんだけど、やっぱり一番最後は伝統芸の空中ブランコ。演じるおっちゃんのおなかが少し出ているのもとてもよい。
子どもたちも口をあんぐりとあけて夢中で見ている。こいつも、ぼくと同じように、大人になったら自分の子どもをサーカスに連れてきてくれるといいな、などと思ったりもする。
公演は20日までだった。今日、会場の跡を見てみると、何もない空き地に、あの日ベンチから見たのと同じ雑草が生えているだけだった。